2025年7月16日水曜日

ルイス・ディアスとバイエルン

画像:luisdiaz19_


最近、周辺が騒がしくなっているルイス・ディアスについて、特にバイエルンとの関係をドイツメディアなどの報道からまとめて紹介。



バイエルンとリバプールの姿勢



つい数日前、ファブリツィオ・ロマーノ氏やデイヴィッド・オーンスタイン氏らが『ルイス・ディアス獲得へ、バイエルンが6750万ユーロ相当のオファーを提示』と報道。

このオファーは直ちに拒否されたものの、彼の獲得を優先事項としており、再度オファーを提示する可能性が高いとされている。

ルイス・ディアスを非売品と考えているリバプールは、6月にアプローチしてきたバルセロナにも同様の返答をしており、考えを変えるとすれば評価額を満たす場合=1億ユーロを超える金額が提示された場合のみ。

特に、バイエルンがヴィルツのために多額の資金を用意していたと知っていること、更にムシアラの負傷により補強が必須である状況を理解していることから、現時点で妥協する姿勢は一切ない。



何故ルイス・ディアスなのか



ドイツメディアSport1がバイエルンにとって好ましい点として挙げたのは、リバプールでの年俸が400万ユーロ以下であること。

バイエルンの年俸ランキングでは2倍にしたとしても順位は低い方であり、エバールSDにとっては給与コストの削減も重要な課題の1つ。

また、ドイツメディアKickerはコンパニ監督が好む点として、能力はもちろんのこと、殆ど怪我なく3日に1回開催される試合に出場できること。

更にはハリー・ケインに休養を与えたり、大怪我で離脱中のムシアラの代役として9番や10番でもプレーできることを挙げた。



バイエルンの懸念点



ドイツメディアSport1は、懸念事項としては下記の4点を指摘。

①高額すぎる

1億ユーロ以上と評価するリバプールから6750万ユーロの提示を断られており、ファンにとって財政的な不安は当然のこと。

先に書いた通りヴィルツ獲得のために1億ユーロ近い資金を集めていたこと、ムシアラの負傷により補強が必須な状況であることも知られている。


②年齢

1月には29歳になることからキャリア最後の大型契約である可能性が高く、つまりは後々売却しても利益を得ることができない可能性が高い。

パリーニャ、デ・リフト、リュカ・エルナンデス、マネなど、近年の高額な移籍は成功していない。


③言語

スペイン語話者であり、英語がそこまで得意ではないとされる彼がどのようにチームに溶け込むのか。

ミュンヘンでは主にドイツ語と英語が使われているほか、最近では同じスペイン語話者のブライアン・サラゴサが定着に失敗している。


④一貫性

周知の通り、前線にはハリー・ケインしかおらず、ヴォルテマーデが獲得できない場合は貴重な存在になる。

ただ、能力に非の打ち所がないことは確かながら、昨季も19試合で1ゴールしか決めていない時期もあり、優れたフィニッシャーではあるものの所謂キラーではない。




本人の考え



6月初め、とあるインタビュー(動画)にてリバプールとの契約状況について聞かれた際、、他のクラブとも話をしているとしつつも『良い延長オファーが提示されるか、残り2年を留まることになったとしても満足だ。』と語っていた。

ただ、7月初旬、コロンビアのフットボールに特化したポッドキャストSin Boletaに出演したコロンビア人ジャーナリストのピペ・シエラ氏が『条件を改善しての契約延長を望んでいるが、そうならないなら退団を求めるだろう』とコメント。

更に、先日にはThe Athleticのデイヴィッド・オーンスタイン氏が『退団希望を明確にした』と報じるなど、あくまでも報道ベースではあるものの、本人の意思は退団に向かっている様子。



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