2024年8月17日土曜日

ママルダシュヴィリにまつわる7つの話


2025年夏にもリバプールの選手になるのではと噂されるギオルギ・ママルダシュヴィリについて、少し気が早い気もしますが、彼にまつわる7つの話題を紹介。


経歴


2000年9月29日にジョージアの首都トビリシで生まれ、2010年にジョージア1部ガグラのユースでキャリアをスタートさせたのち、2012年に同じ街のビッグクラブであるディナモ・トビリシへ。

2018年にディナモ・トビリシのファーストチームでベンチ入りを果たすと2019年にラスタヴィへローン移籍し、チームはプレーオフを経て降格したものの28試合に出場。

翌2020年にローン移籍したロコモティフ・トビリシではヨーロッパリーグに出場し、同年9月のグラナダ戦でチームは0-2で敗れたもののスペインメディアMARCAが名指しで称賛したことがジョージアメディアCrystal Sportsにて取り上げられたほか、同年12月にはジョージア協会から年間最優秀GKに、UEFAからは2021年の飛躍が期待される若手50人に選出されるなど飛躍の年に。

2021年6月にバレンシアにシーズンローンで加入すると、プレシーズン中に当時のホセ・ボルダラス監督に好印象を与え、トップチームで開幕戦からスタメン出場するチャンスを得る。

年末には買取オプションが行使されて完全移籍となり、21/22シーズンは18試合に出場してクリーンシート8回、560分間連続無失点と活躍。

22/23シーズンは38試合全てに出場し、ファン投票によってクラブ年間最優秀選手に選出され、23/24シーズンにはクリーンシートを13回記録したほか、継続中だったリーグ戦連続スタメン出場が69試合となりクラブ新記録を樹立。


名前


ママルダシュヴィリ/Mamardashviliというサーネームを持つ人々のほとんどがジョージア在住だが、ジョージアは旧ソ連の構成国でもあるためか、ロシアはもちろん同じく構成国だったベラルーシにも多く、スイスやトルコにも確認されている。

ジョージアの中でもアブハジア自治共和国(ジョージアの一部ながら、事実上の独立状態にある)に住む人々に多い。

名前に関する最大のデータベースであるForebearsによると、世界的に見ると327,203番目の多さ。

また、ジョージア人の苗字に多い○○シヴィリ、○○シュヴィリ/○○shviliという部分は『○○の息子・子孫』という意味があり、英語圏であればジャクソン/Jacksonやジョンソン/Johnsonの『son』、スコットランド系やアイルランド系に見られるマクドナルド/McDonaldやマクアリスター/MacAllisterなどの『Mc』『Mac』も同じ意味。

加えて、ジョージア政府機関Public Service Hallによれば、ファーストネームであるギオルギ/Giorgiはダヴィト/Davitやタマシュ/Tamazと並んでジョージア人男性に多い名前。


獲得を逃したディナモ・モスクワ?


ロコモティフ・トビリシ公式より引用(中央にママルダシュヴィリ)

2020年9月のヨーロッパリーグ予選2回戦、ロシアの強豪ディナモ・モスクワ戦で好パフォーマンスを披露し、番狂せと言われた2-1での勝利に貢献。

2022年1月のジョージアメディア1TV SPORTの記事によれば、当時ロシアメディアSovetsky Sportがディナモ・モスクワに獲得を勧める記事を書いていた。

ヨーロッパカップ戦敗退後、ロシアのファンはママルダシュヴィリのことをディナモ・モスクワの相手と覚えているだろう。

若手GKからゴールを奪おうと懸命に攻めたものの、ペナルティキックの1点だけ、それも90分過ぎ。
ディナモ・モスクワのイバン・オルデツは、『あの試合の後なら、彼はどこのチームにだって加入できる』とコメント。

ロシアのクラブはあの若い才能に注意を払うべき、Transfermarktではたった50万ユーロの評価だとSovetsky Sportは書いている。



5部スタート予定


2021年夏、バレンシアとの買取オプション付きのシーズンローン契約にサイン。

現在はセグンダ・フェデラシオン(4部)だが、当時はテルセーラ・フェデラシオン(5部)に所属しているバレンシア・メスタージャからのスタートが予定されていた。

バレンシア地方紙Levante El Mercantil Valencianoの2022年8月の記事曰く、当初は中長期的に見てエリートGKに成長してもらえたらといった希望を込めた4番手という立ち位置での加入。

しかし、同紙は『誰も想像していなかった素早い適応』『プレシーズン最大の驚き』『ボルダラス監督の信頼とエスタディオ・デ・メスタージャの心を掴んだ』と表し、21/22シーズンの開幕戦でGKを務める筆頭候補だと書いた。

そして、その予想通りヘタフェとの開幕戦にスタメン出場すると、開始3分にギジャモンが退場するもソレールが決めたPKの1点を守り切って勝利に貢献。


実は2人目



いわゆるヨーロッパ5大リーグと呼ばれるプレミアリーグ、ブンデスリーガ、セリエA、ラ・リーガ、リーグ・アンの5リーグ。

メディアによっては、5大リーグでプレーしたジョージア人GKはママルダシュヴィリが初めての存在としているが、実は2人目。

ヨーロッパの代表チームに関する詳細がまとめられているEU football infoによると、ジョージア独立後に代表チームに選出されたGKは24人いるが、多くのGKがジョージア国内クラブや有名クラブであってもオランダ、ギリシャ、ロシアなど5大リーグにカウントされないクラブの所属。

但し、唯一、ギオルギ・マカリーゼは08/09シーズン冬から12/13シーズンまで所属したル・マンでリーグ・アンでのプレーを経験。

08/09シーズンにリーグ・アン2試合とカップ戦1試合に出場したが、そのシーズンにて降格したためリーグ・ドゥで30試合程に出場したのちにポルトガル1部やスペイン2部クラブを渡り歩き、現在はジョージア1部イベリア1999に所属。


2世選手


父親のダヴィト・ママルダシュヴィリ氏も元プロ選手であり、元ゴールキーパー。

トルペード・クタイシ、WITジョージア、ボルジョミなどのジョージア国内クラブでプレーし、2007年に引退したのちにジョージア国内クラブの指導者に転身。

ジョージアメディアSPORTALLによれば、2013年頃にメラニ・トビリシを指導し、最近では2016年から2022年までトルペード・クタイシでGKコーチを務めていた。

ジョージア代表選出歴は無いが、トルペード・クタイシに所属していた98/99シーズンにインタートトカップ、WITジョージアに所属していた04/05シーズンにCL予選など、UEFAのコンペティションでのプレーも経験。


奥様はモデル


ジョージアメディアPrimetimeより引用

2021年にモデルのエレーネ・エピタシュヴィリさんとの交際を始め、2024年7月に結婚式が行われた。

奥様との馴れ初めはインターネットでの出会いらしく、2024年6月のジョージアメディアVersiaの記事によると、ママルダシュヴィリは下記の通りにコメント。

恋に落ちている。
彼女は常にサポートをしてくれて、勇気づけてくれる。

3年前にインターネットで出会ったんだ。

その時はバレンシアに居たから、3ヶ月後に直接会った。

互いを理解するのは本当に大切なことで、休みたいと思えば彼女は同意して家に居てくれる。

外出することもあるけどね。

また、近々女の子が生まれることも明かされているが、子供の性別を発表するセレモニーで着用しドレスが注目され、奥様の幼馴染の母親でデザイナーとして活躍するラリコ・ザマシュヴィリさんのデザインであることも話題を呼んだ。
ジョージアメディアBeaumondeより引用



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