2024年8月21日水曜日

『仕事がある』と言えると語るウィズダム


下部組織を含めて2008年から2017年までリバプールに所属したのち、ダービー・カウンティに移籍するも2021年夏に退団したアンドレ・ウィズダム。

以降、2年間の無所属期間を経てイングランド6部にあたるナショナルリーグ・ノースのウォリントン・タウンにて復帰し、今季いっぱいとはいえアイルランド1部デリー・シティと契約した再びプロとなった今の心境など。




踏み台ではない


リバプールで14試合に出場し、ジェラードやスアレス、スタリッジら代表クラスの選手たちともプレーした経験がある。

更に、ノリッジ・シティやWBAではチャンピオンシップ、ザルツブルクへのローンではオーストリア・ブンデスリーガ制覇も経験したが、リーグやレベルに関係なく、試合に望む態度は変わらない。

ピッチで11人の選手を見た時、同じシャツを着ているなら、私があなたのために走るのと同じように、あなたにも私のために懸命に走ってほしい。

勝っても負けても一緒にやる。
誰と一緒にプレーしていても関係ないんだ。

皆んながチームメイトで、フットボーラーで、皆んな同じゴールを目指す選手であり、リバプールでスーパースターに囲まれていたときも常にそう考えてきた。

この移籍を大きなチャンスだと考えている。

クラブは2つのトロフィーを目指して戦っているし、その一翼を担えることは素晴らしいことだ。

ここに来て、既に持っているクオリティを更に高めることができたらいいね。

絶対に踏み台として利用するなんてことはしない。
素晴らしいチャンスだし、ここにいられることに心から感謝している。




『仕事がある』と言える


ある事件(後述)に巻き込まれたことも影響し、最初に書いた通り2年間を無所属で過ごしたウィズダム。

2023年にキャリアをリスタートさせたウォリントン・タウンはイングランド6部、いわゆるセミプロであってフットボールで生計を立てることはできなかった。

しかし、アイルランド1部デリー・シティと契約したことで再びプロ契約を結び、『プロ選手』となったことについて。

意思は常にあったが、そこに道がないと感じたこともあった。

忍耐、精神、継続、実行。
トレーニングを続けなければならないし、それがここに導いてくれた。

フルタイムのフットボーラーに戻れたことを嬉しく思う。
今、再び『仕事がある』と言える。

常に、なぜダメなんだ?と言い聞かせる。
どんな機会であれ、良い機会だ。特にフットボールでは。

ピッチ外のことが原因でしばらくフットボールから離れていた。

フィットしているし、待ちきれないし、プレシーズンをフルでこなした。
このチャンスに感謝しているよ。




巻き込まれた事件


リバプールを退団してダービー・カウンティに所属していた2020年6月30日、ウィズダムが強盗に襲われたと報じられた。

事件は6月27日の早朝に発生し、リバプールのトックステスに住む親戚のもとを訪れていたウィズダムが、覆面をした4人の男に突如襲われてデザイナーズウォッチを奪われたとマージーサイド警察が発表。

加えて、命に別状は無かったものの、覆面男が所持していたナイフによって頭部と臀部を負傷。

ドライブレコーダーの映像を確認したマージーサイド警察は『全く謂れのない暴行を受けた』とコメントし、ウィズダム側に一切非がないことを発表。

2023年のBeautiful Game Podcastに出演した際、手術から3日程で退院できたものの、怪我前とは自分の身体が違うように感じたと明かしていた。

数回の手術を終えて退院したあと、自分の身体がまるで違っているようでイライラした。

フットボールに戻ろうとしたけど、同じようにはできなかったし、パワーやスピードの面で同じ出力が得られなかった。

耐え難いものだったし、それに付随して多くの厄介なことがあった。

頭を刺されたせいで頭痛がしたし、肺に水が溜まっていたせいで呼吸もしづらかったんだ。




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