Liverpool FC Transfer Centre

2024年3月6日水曜日

対スパルタ・プラハ、警戒すべきは誰か

2011年2月に行われたヨーロッパリーグ・ラウンド32で対戦し、2戦合計1-0で勝利して以来、13年ぶりの対戦となるスパルタ・プラハ。

互いにメンバーが入れ替わった今、90minの記事をもとに、リバプールが注意すべき4人の選手を紹介。

ウカシュ・ハラスリン（27歳／レフトウィンガー）

今季は全コンペティションで14ゴールを挙げ、スパルタ・プラハのチーム内得点王となっているレフトウィンガーはライトバックのブラッドリーやジョー・ゴメスにとってタフな試練となるだろう。

パルマやサッスオーロでもプレーしていたレフトウィンガーで、中央に切れ込んでからゴールを狙う目を備えている。

ウィンターブレイク明けから5試合3ゴールと好調で、決勝トーナメント・プレーオフのガラタサライ戦では素晴らしいパフォーマンスを披露した。

ガラタサライ戦でのゴールは2戦合計スコアで4-4で並んでから決めた決勝点であり、グループステージの2ゴールと合わせて今季のヨーロッパリーグでは3ゴール目。

ヴァリコ・ビルマンチェヴィッチ（26歳／レフトウィンガー）

注意すべきもう1人のウィンガーで、両サイドのウィングでプレーできるほか、今季の全コンペティションで11ゴール10アシストを記録。

リバプールがグループステージで対戦したトゥールーズからのローンでプレーしていたが、先日には複数年契約の完全移籍に合意したことが発表された。

本職はレフトウィングながらハラスリンの存在もあってライトウィングでプレーすることが多いほか、時には攻撃的ミッドフィールダーやセンターフォワードの役割も熟す。

ラディスラフ・クレイチー（24歳／センターバック）

キャプテンであり守備の中心であり、今季は負傷もあってリーグ戦は16試合の出場に留まっているが、そのうち半数となる8試合でクリーンシートに貢献。

グループステージのアリス・リマソール戦では同点ゴールと勝ち越しゴールを記録するなど、今季も全コンペティションで8ゴール3アシストを記録しており、PKでのゴールも含めてではあるがスパルタ・プラハでの135試合で41ゴールを挙げている。

リーグ戦で2度退場になっており、スパルタ・プラハにとって問題を引き起こす可能性もある。

【楽天スーパーセール20%OFF】molten モルテンサッカーボール中学生以上 5号球国際公認球・検定球 UEFAヨーロッパリーグ21-22モデル試合球 F5U5000-12

ヤン・クフタ（27歳／センターフォワード）

今季のスパルタ・プラハはリーグ戦でもヨーロッパリーグでも全試合でゴールを挙げており、全コンペティションで10ゴール8アシストを記録しているクフタもその好調な攻撃陣の1人。

グループステージと決勝トーナメント・プレーオフを合わせて4試合連続でゴールに関与しており、優れたフィニッシャーであると同時にゴールを生み出すこともできる。

今季のヨーロッパリーグでのアウェイゲームではクリーンシートがないリバプールにとって、豊富な得点力を誇る攻撃陣は警戒が必要。

Sparta Prague 4-1 Galatasaray

2023年9月22日金曜日

ミルナー、新たな記録を樹立

2002年12月に16歳357日という、当時のプレミアリーグ最年少ゴール記録を打ち立てたジェームズ・ミルナー。

17/18シーズンのチャンピオンズリーグでは9アシストを記録して1大会に於ける史上最多アシスト記録を更新したほか、2023年9月22日時点でギャレス・バリーとライアン・ギグスに次ぐ3位となるプレミアリーグ通算624試合に出場、今季中にもギグスの632試合を抜いて2位になると見込まれている37歳。

他にもプレミアリーグ歴代9位となる87アシスト、18/19シーズンにはバリーに次ぐ史上2位の若さでプレミアリーグ通算500試合出場を達成するなど、多くの記録の上位に名前がある大ベテランが立て続けに2つ新たな記録を樹立。

対マンチェスター・ユナイテッド戦の勝利数

前半から試合を支配したブライトンがオールド・トラフォードで3ゴールを奪って勝利した第5節マンチェスター・ユナイテッド戦、ミルナーは77分からランプティに代わって左サイドバックとして出場して試合を締めた。

この勝利はミルナーにとってプレミアリーグに於ける対マンチェスター・ユナイテッド戦通算11勝目。

プレミアリーグ史上最も多くマンチェスター・ユナイテッド戦の勝利を経験した選手となり、オールド・トラフォードでのマンチェスター・ユナイテッド戦6勝目というプレミアリーグ史上最多タイ記録も樹立。

更に、異なる4つのクラブ（アストンヴィラ、マンチェスター・シティ、リバプール、ブライトン）でオールド・トラフォードでのマンチェスター・ユナイテッド戦を制した史上初の選手という新たな称号も手に入れた。

5クラブでヨーロッパカップ戦出場

先日行われたヨーロッパリーグ・グループB第1節、クラブ史上初のヨーロッパカップ戦に臨んだブライトンは敗れたものの、ミルナー自身は55分にまたもランプティに代わって出場。

これまでニューカッスル、アストンヴィラ、マンチェスター・シティ、リバプールの4クラブでヨーロッパカップ戦に出場しており、今回のブライトンでの出場によって異なるイギリスの5クラブでヨーロッパカップ戦に出場した史上初の選手という記録を樹立。

ニューカッスルでは04/05シーズンのUEFAカップ、アストンヴィラでは08/09シーズンのインタートトカップとUEFAカップ及び09/10シーズンのヨーロッパリーグ、そしてマンチェスター・シティやリバプールに関しては言わずもがな。

ヨーロッパカップ戦通算では117試合に出場。

2004年9月16日、当時リーズからニューカッスルに加入したばかりの18歳だったミルナーは、UEFAカップ1回戦ブネイ・サフニン戦の69分からショラ・アメオビに代わって出場しヨーロッパカップ戦デビュー。

2023年9月21日、デビューから19年経って大会名がヨーロッパリーグに変わったとしても、変わらずに第一線で活躍し続けるミルナーに拍手を。

2023年9月5日火曜日

リバプール vs ELグループE

トゥールーズ（クープ・ドゥ・フランス王者）

過去に07/08シーズンのCL予選3回戦のホーム&アウェイと2回対戦しており、通算成績は2勝0分0敗。

初対戦となったのが2007年8月15日にスタジアム・ド・トゥールーズで行われた1st legで、ヴォロニンが43分にミドルシュートで挙げた1点を守り切って先勝。

2007年8月28日の2nd legではアンフィールドの雰囲気に後押しされてか終始リバプールペースとなり、19分にカイトのクロスをクラウチが長い足を伸ばして押し込んで先制すると、後半にもヒーピアのヘッドとカイトの2ゴールが決まって大勝。

個人的注目選手は、モロッコ代表FWザカリア・アブカウ（25歳）。

リーグアン初挑戦となった昨季は42試合15ゴール、そしてクープ・ドゥ・フランスでは4回戦で初出場して以降は全試合に右ウィングとして出場し、更に決勝を含め5試合連続ゴールと優勝に大きく貢献。

今季もまだ4試合を終えた段階とはいえ既に3ゴールを挙げており、更にセンターフォワードや攻撃的MFとして起用された際もゴールやアシストを記録しており、今季の更なる飛躍が期待される。

ユニオン・サン=ジロワーズ（ジュピラーリーグ3位）

記録されている限りでは初対戦。

22/23シーズンのプレーオフ最終節、首位ロイヤル・アントワープと2位ヘンクの直接対決が引き分けに終わり、勝てば逆転優勝という状況で迎えた4位クラブ・ブルッヘ戦で先制しながらも89分とアディショナルタイムの2失点で逆転負けを喫して3位のまま。

しかし、あと数分で1934/35シーズン以来となるリーグ優勝を逃したショックを引きずらず、ヨーロッパリーグプレーオフではスイスのルガーノを2戦合計3-0で退けて本戦に出場。

なお、対戦歴がないため、リバプールと過去のベルギー勢との対戦成績を紹介。

個人的注目選手は、今季アルヘンティノス・ジュニアーズから加入したアルゼンチン人DFケヴィン・マクアリスター（25歳）。

リバプールのアレクシス・マクアリスターの兄で、ボカ・ジュニアーズにローン移籍した2019年以外は下部組織からアルヘンティノス・ジュニアーズ一筋。

新加入且つ初の国外移籍ながら定位置を確保して公式戦7試合全てでセンターバックとしてスタメン出場し、そのうち5試合でフル出場、残りの2試合も終了間際までプレーと信頼されている様子。

アルゼンチンでは両サイドバックや右サイドハーフとして起用されたポリバレントな一面も。

LASKリンツ（オーストリア・ブンデスリーガ3位）

記録されている限りでは初対戦。

レギュラーシーズン後のチャンピオンシップラウンドでザルツブルクとシュトゥルム・グラーツに大差をつけられながらも3位を維持してヨーロッパリーグプレーオフへ進出すると、ボスニア・ヘルツェゴビナのズリニスキ・モスタルを2戦合計3-2で破り本戦へ。

2000年のインタートトカップ以来は長くUEFAのコンペティションの出場権を逃していたが、18/19シーズンにヨーロッパリーグに出場して以降は常にカンファレンスリーグ、ヨーロッパリーグ、チャンピオンズリーグに出場中。

なお、こちらも対戦歴がないため、リバプールと過去のオーストリア勢との対戦成績を紹介。

個人的注目選手はローマからシーズンローンで加入している23歳の守備的MFエブリマ・ダルボー。

軍事政権下の多くの国民が貧しい暮らしを強いられるガンビアで生まれ、父を早くに亡くしたのちに14歳でガンビアを離れてリビアに向かう。

半年間の難民生活を経てシチリア島に渡ってイタリアに入国すると、難民保護制度によって保護されるとラツィオにあるリエーティに移り住んでアマチュアクラブでプレーを開始。

その後、ローマの目に留まり、FIFAなどの審査を経て正式な難民認定を取得したのちに18歳でプロ契約、2021年5月2日にセリエAデビュー、同年5月15日には2000年代生まれの選手として初めてラツィオとのダービーに出場した選手となった。

ローマとは2026年6月までの契約があるが昨季は出場機会が無く、モウリーニョの信頼を得るためにも再び輝きを見せたいところ。