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2023年8月20日日曜日

他国にルーツや関わりを持つ選手たち①



他国にルーツや関わりがあると明確に分かった21人の選手について、7人ずつ3回に分けて紹介。

アリソン・ベッカー

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ブラジルとドイツの二重国籍。

『新たなハンブルク』を意味する出身地ノヴォ・アンブルゴは最初期の入植者がドイツ系移民だったことから名付けられており、過去のインタビューではおばあさまと数年前に亡くなったお父様は家でドイツ語を話していたことや街並みや祭りがドイツを彷彿とさせる地域であると明かしていた。

ドイツメディア Die Welt 曰く、1797年に開拓移民としてドイツ・ザールラント州メトニッヒを離れてリオデジャネイロに上陸したのち、ノヴォ・アンブルゴと呼ばれるようになる街に定住して皮革工場や馬具工場を設立したニコラウス・ベッカー氏がブラジルでの一族の祖であり、今や皮革や靴産業の中心地となった街のメインストリートの1つにはニコラウス・ベッカー通りと名前が付けられている。


 

マルセロ・ピタルーガ

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ブラジルとドイツの二重国籍。

19世紀前半から20世紀半ばにかけて多くブラジルに渡ったドイツ系移民の子孫であり、ドイツ国籍を保有していたため移籍にあたっての労動許可や年齢の問題などを容易にクリアできた。

Pitaluga というのは元々イタリア系の名字であり、名字の元となった Pita l'uga はジェノヴァ方言でブドウを摘むやブドウの味を楽しむという意味のほか、フランク系ガリア人やロンバルディア系イタリア人という意味もある。


ジョー・ゴメス

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イングランドとガンビアの二重国籍。

ガンビア出身の父オーガスタス・ゴメス氏とイングランド出身の母のもとに生まれ、父はガーナに拠点を置くメディア Africa Feeds にて、リバプール加入前にガンビア協会と接触があったことを明かしている。

『ガンビア協会は、チャールトンからジョセフをガンビア代表でプレーさせることに関心があるかを尋ねられた。私はガンビアでプレーして欲しかった。チャールトンの監督に状況を聞いたら、(負傷した際などの)保険を求めたらガンビア協会から返答が無かったと言っていたよ。』


トレント・アレクサンダー=アーノルド

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スコットランド代表とアメリカ代表も選択可能だった。

スコットランド出身の母方の祖母がアメリカ・ニューヨークに渡って結婚し、その後アメリカで母が生まれているため、"その選手の祖父または祖母が当該協会の管轄区域で生まれたとき"、"その選手の実の父親または実の母親が当該協会の管轄区域で生まれたとき"という代表資格の条件を満たしていた。

アメリカメディア New York Times がアメリカ代表資格について報じたほか、ニューヨークを拠点とするポッドキャスト番組 Men In Blazers にて、自身の母親がアメリカ人であり、アメリカの文化などを気に入っていると明かした。


ステファン・バイチェティッチ

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スペインとセルビアの二重国籍。

かつてセルタで活躍したユーゴスラヴィア生まれのセルビア人であるスルジャン・バイチェティッチ氏とスペイン・ガリシア地方出身の母親のもとに生まれた。

怪我により離脱したもののU-19スペイン代表に招集されたこともあり、スペインメディア AS 曰くセルビア協会は招集を諦めていないものの本人はスペイン代表を選択の意向。


Kornel Misciur

画像: The Scarbrough News より引用


イングランドとポーランドの二重国籍。

2023年3月にハル・シティからの加入が発表されたGKであり、ポーランドから移住した両親のもとに生まれたためポーランド国籍も保有。

ポーランドメディア Tvp Sport 曰く、ブライトン、チェルシー、マンチェスター・シティとの獲得競争に勝利した。


フランシス・ギーマー

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ガーナとイングランドの二重国籍。

インターナショナルスクールのプログラムでコーチ陣に好印象を残したことがきっかけで、ガーナからイングランドに渡ってU-14チームに加入した。

21/22シーズン、16歳でU-18チームデビューを果たした左サイドバック。



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2023年5月10日水曜日

兄弟フットボーラー Vol.2



現在リバプールに所属しており、兄弟も選手である若しくは選手であったという選手を紹介。
Vol.2の今回も、Vol.1に続いて5人を紹介。

Vol.1はこちら→兄弟フットボーラー Vol.1


ムリエウ・ベッカー



アリソン・ベッカーの兄であり、現在はAELリマソールに所属する36歳のゴールキーパー。

弟アリソンと共にインテルナシオナウの下部組織で育ち、2007年から2017年までトップチームで約200試合に出場。

2017年から2年間をポルトガルのベレネンセスで過ごして初の国外クラブを経験し、2019年に加入したフルミネンセを経て2022年夏からはキプロスのAELリマソールの守護神に。

フルミネンセ所属時、ウィンターブレイクを利用して帰国したアリソンや当時フルミネンセ所属で後にリバプールに加入するピタルーガと共にトレーニングを行っており、リバプールのアクターバーグGKコーチも『ピタルーガの様子を見るようムリエウに伝えてくれとアリソンに頼んでいた』と明かしていた。


クリスティアン・オックスレイド=チェンバレン



アレックス・オックスレイド=チェンバレンの弟であり、現在はキングス・リン・タウンに所属する24歳の右サイドバック。

ポーツマスで生まれでポーツマス下部組織で育ち、2015年に17歳でプロデビュー、2016年には契約を延長するも以降は出場機会なし。

2018年7月にリーグ2のノッツ・カウンティに加入するもプロデビュー戦となったエクセター・シティ戦でPKを献上し、次の出場機会である元旦のオールダム・アスレティック戦では退場となり、その後は出場機会を失う。

2020年のノッツ・カウンティ退団後、所謂5部や7部のクラブを渡り歩き、2022年11月からは6部キングス・リン・タウンに所属。


アンドレ・シウヴァ



ディオゴ・ジョタの弟であり、現在はゴンドマールに所属する23歳のミッドフィールダー。

兄ディオゴ・ジョタと共にゴンドマールの下部組織で育ち、兄よりも先にゴンドマールを離れてポルトに加入するもファーストチームでの出場機会は少なく、ファマリカンやボアヴィスタを経て2021年からポルトガル4部ゴンドマールに復帰。

16/17シーズンにはジョタがアトレティコ・マドリーからポルトにローン移籍したことでチームメイトとなり、2016年10月に行われたCLグループステージのクラブ・ブルッヘ戦では兄弟で2トップとしてスタメン出場してゴールを決めた。

ジョタという愛称を登録名にしているため気付かれにくいが、本名はディオゴ・ジョゼ・テイシェイラ・ダ・シウヴァ。


シクゥ・コナテ



イブラヒマ・コナテの兄であり、現在は無所属の29歳のセンターフォワード。

ライプツィヒに本拠地を置くリプシア・オイトリッチュ、キッカーズ・94・マルククレーベルクなどの下部リーグクラブでプレー。

2021年夏、リバプールに加入した弟イブラヒマのサポートのために当時所属していたメルゼブルクを退団して渡英。

イングランドの下部リーグのうち、リバプールに本拠地を置くセント・ヘレンズ・タウン、ブートル、ACFリバプール、プレスコットケーブルズ、マリン、シティ・オブ・リバプールなどでプレーするのではとの噂もあったが、現時点では無所属とされる。


◯◯・ケイタ?(氏名不詳)



ナビ・ケイタの異母弟だが、年齢や所属クラブの情報は一切なし。

ナビ・ケイタがリバプールに加入した2018年にリバプールのアカデミーでのトレーニングに参加したとされ、ドイツ5部インテル・ライプツィヒを退団したペティ・ケイタであると ESPN が報じた。

しかし、のちに ESPN は、トレーニングに参加したのは当時17歳だったペティ・ケイタよりも更に若い異母弟であり、情報の保護を目的としてリバプールが名前を明かしていないと報道を訂正。

現時点までに、リバプールと契約を結んだとの情報はない。



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2023年5月8日月曜日

兄弟フットボーラー Vol.1



現在リバプールに所属しており、兄弟も選手である若しくは選手であったという選手を紹介。
Vol.1とVol.2に分けて、まずはVol.1として5人。


フィアクル・ケレハー


クィービーン・ケレハーの兄であり、現在はリーグ2のコルチェスター・ユナイテッドに所属する27歳のセンターバック。

アイルランドの地元コークのクラブでキャリアをスタートさせたのち2012年にセルティックに加入し、2016年にはファーストチームに昇格するも出場機会は無し。

その後はイングランド下部リーグを渡り歩いており、オックスフォード・ユナイテッドに所属していた17/18シーズンや18/19シーズンのリーグ1(3部)が最も高いディビジョン。

レクサムを経て加入したブラッドフォード・シティでは11試合にしか出場できなかったが、2023年1月に加入したコルチェスター・ユナイテッドでは21試合中18試合に出場するなど地位を確立し、ディフェンスの中心であると評価されている。


ヘスス・ディアス


ルイス・ディアスの弟であり、コロンビア2部バランキージャからポルトBへローン移籍中の18歳のストライカー。

コロンビアのバランカスで生まれ、兄ルイスの古巣であるバランキージャに所属していた16歳の時にプロデビューすると、13試合に出場して2ゴールを挙げた。

2022年7月、こちらも兄ルイスの古巣であるポルトに購入オプション付ローンで加入。

ポルトには、兄ルイスをはじめとしてファルカオ、グアリン、ハメス・ロドリゲス、ジャクソン・マルティネスらコロンビア人選手が多く所属していたものの、加入時には『自分は自分の道を進みたい』とコメント。


ラフィーニャ


チアゴ・アルカンタラの弟であり、現在はアル・アラビに所属する30歳のミッドフィールダー。

兄チアゴと同じくバルセロナ下部組織で育つも出場機会が少なかったためセルタやインテルへのローン移籍を経験し、特に17/18シーズン後半にローン移籍したインテルでは残留を望むも移籍金がネックとなり購入オプションが行使されず。

2020年に加入したPSGでは20/21シーズンこそ23試合に出場したが、21/22シーズンは殆ど出場機会を得られず、2022年9月にカタールのアル・アラビ・ドーハへ完全移籍。

2010年までは世代別のスペイン代表だったが、2013年にU-20ブラジル代表に選出され、2015年にはブラジルA代表デビューを果たした。


ラフ・ファン・デン・ベルフ


セップ・ファン・デン・ベルフの弟であり、現在はズウォレに所属する18歳のセンターバック。

兄セップと同じくズウォレで育ち、周囲の評価もセップと同じく高く、14歳の頃にはアヤックスやPSVなどへの移籍が噂された。

15歳でファーストチームのキャンプに参加すると、2022年5月1日のフィテッセ戦にて兄セップの16歳21日に次ぐクラブ史上2番目の若さとなる16歳289日でファーストチームデビュー。

2023年4月後半にはローマからの関心が伝えられ、メディカルチェックを受けたとも報じられたがオランダの地元メディアが否定している。


マーヴィン・マティプ


ジョエル・マティプの兄であり、主にインゴルシュタットで活躍した現在37歳の元選手。

ポジションが弟ジョエルと同じセンターバックなら、SCヴァイトマール45からボーフムへというキャリアも同じで、2000年にジョエルがシャルケに加入するまで共にプレーした。

ボーフムのファーストチームで1試合プレーしたのちにケルンに渡り、2010年から所属したインゴルシュタットでは約280試合に出場し、2019年に引退。

20/21シーズンにインゴルシュタットに本拠地を置くSVフンツツェルに所属した記録はあるが詳細は不明で、現在はインゴルシュタットのマーケティング・マネジメント部門の一員。



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