2023年最初の更新として、リバプールに関わりがある選手のうち、2022年に引退した選手たちを紹介。
彼らを労いつつ、現役選手の2023年の活躍を願いましょう。
マルティン・シュクルテル
生年月日:1984年12月15日(38歳)
国籍:スロバキア
代表:元スロバキア代表
ポジション:センターバック
最終所属:スパルタク・トルナヴァ
2008年1月11日にゼニト・サンクトペテルブルクから加入すると、失点に繋がってしまうミスもちらほらあったもののキャラガーやアッガーと組んでレギュラークラスに定着し、ファンのお気に入りの1人に。
08/09シーズンの膝の靭帯、09/10シーズンの中足骨の骨折、15/16シーズンの筋断裂など、復帰までに3ヶ月程を要する怪我を数回負いつつも、フェネルバフチェに移籍する2016年夏までに通算で320試合に出場。
13/14シーズンには4度のオウンゴールを記録。
1人の選手が1シーズン中に記録した数としてはプレミアリーグ史上最多という珍記録を樹立したが、それもゴール前でクロスやシュートに身体を張った証。
また、フェネルバフチェ移籍後、ELのユナイテッド戦で勝利した際には『マンチェスター・ユナイテッド相手の勝利はいつでも気分が良い、YNWA』とインスタグラムに投稿したりと、リバプールへの気持ちが強い選手でもあった。
2022年5月17日、自身のインスタグラムにてこれまでの所属クラブへの感謝の言葉と共に、長年悩まされ続けた腰痛を理由に引退を表明。
筆者のお気に入り
14/15シーズンのアーセナル戦での同点ゴール。
後半途中にジルーのスパイクが後頭部に接触し裂傷を負うも、その怪我によって生まれた9分という長いアディショナルタイムの7分に治療のための黒いテーピングを巻いた頭で叩き込んだ。
ミケル・サン・ホセ・ドミンゲス
生年月日:1989年5月30日(33歳)
国籍:スペイン
代表:元スペイン代表、元バスク代表
ポジション:センターバック、ディフェンシブ・ミッドフィールダー
最終所属:SDアモレビエタ
2007年8月、リバプールは€40万とされる移籍金を支払い、アスレティック・ビルバオから3年半契約で獲得。
リバプールのリザーブチームではレギュラーであり、ファーストチームのトレーニングにも頻繁に呼ばれていたが公式戦での出場機会はなく、ベンチ入りした2008年2月のチェルシー戦が最もファーストチームデビューに近づいた時だった。
2009年夏にアスレティック・ビルバオにローン移籍で復帰。
2010年夏に完全移籍を果たすと毎年のように30試合以上に出場し、更にPKキッカーを任されたりと才能が開花してスペイン代表にも選出されるようになる。
2020年夏、10年を過ごして約400試合に出場したアスレティック・ビルバオを去りバーミンガム・シティに移籍してイングランドに復帰するも1年後に契約を解除し、セグンダ・ディビシオンに昇格したUDアモレビエタに加入。
UDアモレビエタでは28試合に出場し、まだまだ余力があることを示すも、2022年8月14日にプロとして戦える体ではないことを理由に引退を表明。
筆者のお気に入り
2015年8月、スペイン・スーパーカップのバルセロナ戦。
テア・シュテーゲンがクリアしたボールをハーフウェイライン付近で拾うと、そのままロングシュートを決めて4-0での勝利に貢献。
チャーリー・アダム
生年月日:1985年12月10日(37歳)
国籍:スコットランド
代表:元スコットランド代表
ポジション:セントラル・ミッドフィールダー
最終所属:ダンディー
10/11シーズンの冬の市場でリバプールが提示した£450万のオファーもアダム自身が提出したトランスファーリクエストもブラックプールから拒否されたが、同クラブの降格が決まったこともあってシーズン終了後には1年の延長オプションを行使したうえでリバプールが£675万に増額したオファーを提示し獲得。
11/12シーズンは開幕戦サンダーランド戦でスアレスのゴールをアシストし、第3節ボルトン戦では初ゴールを挙げるなど35試合に出場。
12/13シーズン、ELプレーオフの2試合に出場したのみでストーク・シティへ移籍。
移籍するにあたって、『26番のシャツを着る機会を与えられたことは、とても光栄だった。』とコメントを残した。
2020年、オーストラリアのクラブから受けたオファーを考慮していたが、生まれ故郷ダンディーの本拠地を置くチャンピオンシップのダンディーFCに加入すると、のちに夢だったと語ったキャプテンに就任を果たしてプレミアシップ昇格に貢献。
ダンディー・ユナイテッドとのダービーで決めたゴールを置き土産に21/22シーズン終了後に契約満了により退団し、2022年9月21日に自身のTwitterにて引退を表明。
筆者のお気に入り
14/15シーズンの第31節チェルシー戦。
自陣でボールを受けるとセンターサークル付近からロングシュートを放ち、クルトワの手を弾きながらゴールへ。
ジョン・フラナガン
生年月日:1993年1月1日(30歳)
国籍:イングランド
代表:元イングランド代表
ポジション:右サイドバック
最終所属:HBキューゲ
リバプール下部組織で育ち、10/11シーズンの4月に行われたマンチェスター・シティ戦でスタメン、そしてフル出場しファーストチームデビュー。
13/14シーズン、ホセ・エンリケの怪我やグレン・ジョンソンの体調不良から左サイドバックとして出場して以降はレギュラークラスに定着し、12月のスパーズ戦では右サイドからのクロスにボレーで合わせて初ゴールを記録。
14/15シーズン、開幕前に左膝に大怪我を負って長期離脱を経験し、2度の手術を終えて2015年3月に復帰するも回復に問題があるとされて3度目の手術を受けて更に6〜9ヶ月の離脱と診断される。
以降は復帰しても出場機会には恵まれず、ジェラード率いるレンジャーズやアッガー率いるHBキューゲでプレーするも以前の輝きと感覚は取り戻せず。
2022年10月18日、生まれ故郷リバプールでプレーし、キャプテンを務めたことなどを挙げて『夢を生きた』と表現し、膝の状態を含めて今後の健康を優先するとして引退を表明。
筆者のお気に入り
13/14シーズンの第16節トッテナム戦。
上にも書いたゴールで、スアレスのクロスから難しいバウンドに合わせて強烈に決めた。
アダム・ハミル
生年月日:1988年1月25日(34歳)
国籍:イングランド、アイルランド
代表:元U-21イングランド代表
ポジション:ウィンガー
最終所属:プレスコット・ケーブルズ
9歳でリバプール・アカデミーに加入し、14歳から15歳頃まではストライカーや攻撃的なミッドフィールダーとしてプレーしていたが、アカデミーを指導していたスティーヴ・ハイウェイによりウィンガーにコンバート。
しかしら公式戦出場はなく、ローン移籍を繰り返したのち、2006年夏に14年過ごしたリバプールを離れてバーンズリーへ移籍。
長くても3年所属したのちに移籍を繰り返しており、所属したクラブはリバプールを含めて15クラブあるが、中でも最も結果を残したのは2009年〜2011年までと2015年〜2018年まで2度所属して199試合で26ゴールを挙げたバーンズリー。
2022年7月16日、マージーサイドに本拠地を置く8部プレスコット・ケーブルズに1シーズンの契約で加入すると、
2022年11月6日、本人のコメントは発表されていないものの、プレスコット・ケーブルズが公式ウェブサイトにて引退を発表。
筆者のお気に入り
2016年5月のチャンピオンシップ昇格プレーオフ・ファイナル。
バーンズリーの一員としてスタメン出場し、19分に左サイドをドリブルで上がり、23メートルのロングシュートを決めて昇格に貢献。
彼らのこれまでの交換を労いつつ、今後の活躍を願って。
2023年もよろしくお願いします。
にほんブログ村
にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿