期待されながらも活躍できなかった若手など、失礼な言い方ながらファンからは忘れられがち若しくは動向を気にされていないであろう選手・元選手についてまとめます。
まず1人目は、2012年9月にリバプール史上最年少デビュー記録を樹立したジェローム・シンクレアのその後について。
プロフィール
生年月日:1996年9月20日(26歳)
国籍:イングランド
代表:元U-17イングランド代表
ポジション:センターフォワード
最年少デビューまで
バーミンガムで生まれ、幼い頃からアンリに憧れてアーセナルを応援して育つ。
8歳の頃にトライアルを経てWBA加入したのち、14歳だった2011年にリバプールに加入。
12/13シーズンはプレシーズンでハットトリックを含む8ゴールを挙げ、さらにU-18チーム昇格以降の公式戦初ゴールを挙げるなど好調を維持するとブレンダン・ロジャーズによって多くの若手と共にヨーロッパリーグのスカッドに登録され、2012年9月26日に行われるWBAとのリーグカップ3回戦に向けたファーストチームにも招集される。
そし迎えたWBA戦の81分、サメド・イェシルとの交代で出場を果たし、16歳6日というリバプール史上最年少出場記録を樹立。
2010年5月9日のプレミアリーグ第38節ハル・シティ戦、87分にアウレリオに代わって出場したジャック・ロビンソン(現シェフィールド・ユナイテッド)が樹立した16歳250日という記録を塗り替えた。
デビュー以降
デビュー以降のシーズンの残りはU-18チームで過ごし、それ以降もファーストチームでの出場機会は増えず、デビューから4年間で4試合のみ。
その内の1試合、2016年1月のFAカップ3回戦エクセター・シティ戦でスタメン出場すると0-1の12分に同点ゴールを決め、ファーストチーム初ゴールを記録。
この試合から10日後にシーズン終了後の退団を望むとともにスペインへの移籍希望を明かした。
2016年1月にボーンマスから届いたオファーを断り、16/17シーズンからは当時プレミアリーグ所属だったワトフォードへ移籍。
しかし、所属3年間で出場機会は14試合のみとワトフォードでも殻を破れず、バーミンガム、サンダーランド、オックスフォード・ユナイテッド、VVVフェンロ、CSKAソフィアと国内外をローンで渡り歩くもゴール数はオックスフォード・ユナイテッドでの18試合4ゴールがキャリアハイ。
20/21シーズン終了後にワトフォードからのリリースが発表されて無所属となり、2022年7月には古巣オックスフォード・ユナイテッドのトライアルに参加して1年以上ぶりに実戦でプレーするも契約には至らず。
経営の世界へ?
2022年8月15日、イギリスのファストフードチェーン Morley's は、公式インスタグラムにてシンクレアによって同チェーンのバーミンガム店がオープンしたと発表。
ジェローム・シンクレアによって新たにオープンしたモーリーズのバーミンガム店に来てくださった皆様に大きな感謝を。
WBA所属時は同クラブや600年以上の歴史を誇るワーシップフル・カンパニー・オブ・マーサーズ、世界最大級のメガバンクHSBCホールディングスなどから支援を受けている且つスポーツとビジネスに特化しているサンドウェル・アカデミーに通い、リバプール加入後は多くのアカデミー生が通うレインヒル・ハイスクールに転入。
義務教育の修了試験であり、16歳で受験するGCSEで優秀な成績を収め、特にビジネス・スタディではAレベルの評価を受けて更に2年間専門的に学ぶために進学。
つまりはどんなキャリアを思い描いていたのかはさておき、もともとビジネスへの関心や知識はしっかりと備えていたことに。
ちなみに、モーリーズ・バーミンガム店の口コミは概ね良好。
待ち時間が長いと指摘する声はあれど、チキンやハンバーガーの味はもちろん、スタッフの接客を評価する声も多い。
バーミンガムを訪れることがあれば、一度試してみては。
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