2023年3月7日火曜日

ピッチ侵入者への調査を開始



ユナイテッド戦のフィルミーノのゴール後、ピッチに侵入したファン(とは呼べないお馬鹿)が選手たちのそばで転倒しロボやカーティス・ジョーンズに接触。

大怪我を負わせる可能性もあった愚行にクロップは激怒し、リバプールは『生涯出入禁止』となる可能性があるとの公式声明を発表。



ピッチ侵入者



フィルミーノのゴール直後、男性ファンが喜ぶ選手を目掛けてピッチに侵入した挙句に転倒し、ロボに接触したほかカーティス・ジョーンズも足を痛がる様子を見せた。

現在、侵入した男性はマージーサイド警察によってピッチ侵入の疑いで逮捕されており、マージーサイド警察は下記の声明を発表。


アンフィールドでのリバプール対マンチェスター・ユナイテッド戦後、16歳の少年が逮捕されました。

試合中にピッチに立ち入った様子が目撃され、その後にピッチに侵入した疑いでウィンスフォード在住の16歳の少年を逮捕。

彼は、その事件に関してマージーサイド警察に任意で出頭する予定であり、我々は調査のためにリバプールFCと連携しています。




生涯出入禁止の可能性



リバプールは侵入者を特定するための調査を開始したとの声明を発表し、侵入のみならず選手に怪我を負わせる可能性もあった行いを強い口調で非難。


侵入者はピッチに走り出し、メインスタンド前で7点目を祝っていたリバプールの選手たちと衝突して怪我を負わせる危険性がありました。

このような危険で受け入れられない行為に弁解の余地はありません。

選手や仲間、サポーターの安全と安心が最も重要です。

クラブは今後、正式な制裁手続きに入り、その手続きが完了するまで違反者とされる人物のアカウントを停止しました。

許可なくピッチに入り込むという行動が有罪と判断されれば、違反者には犯罪歴が付き、アンフィールド及び全てのプレミアリーグのスタジアムから生涯追放される可能性があります。

これらの行動は危険で、違法であり、深刻な結果をもたらすのです。




激怒するクロップと前例



侵入者がスチュワードにより取り押さえられて移動する中、激怒した様子で言葉を浴びせるクロップ 。

その後すぐにゴールを喜ぶ表情に戻ったものの、2019年8月のUEFAスーパーカップでの同様の事案を思い出した方も多いはず。



チェルシーとのPK戦を制してのトロフィー獲得を喜ぶ選手たちを目掛けて駆け寄った侵入者が今回と同様に転倒し、PK戦勝利の立役者であるアドリアンの足首にタックル。

このタックルで捻ったアドリアンの足首は腫れ上がってしまい、最終的に間に合ったものの、この次の試合に向けた会見でクロップが『出場できるか分からない』と話す事態に。

今回は運良く出場が危ぶまれるような怪我を負う選手はいなかったものの、最悪の場合は選手のキャリアに影響を及ぼす可能性があると考えれば、クロップが激怒するのも当然のこと。

今回、『犯罪になる可能性』『犯罪歴が付く可能性』があるとして強い言葉を使用した声明を発表したことは、恐らくは怒りとともに今後同様の事案が発生させないための牽制であり、起きてしまった場合は厳正に対処するとの意思表示のはず。

あの試合内容を考えればピッチに駆け出したい気持ちも分かるが、選手やクラブに迷惑を掛けないよう、この声明の重みと意味を理解してほしいところ。



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