最近は落ち着きつつあるクラブ売却報道ですが、新たな買い手候補の噂が報じられ、更に即座に否定されました。
トマス・シリヤクス氏
新たな買い手候補として Liverpool Echo が報じたのは、先日にマンチェスター・ユナイテッド買収に向けた入札を行ったフィンランド人起業家トマス・シリヤクス氏。
イギリス人実業家のサー・ジム・ラトクリフ氏やカタール人実業家シェイク・ジャシム・ビン・ハマド・アル・サーニ氏と争うと報じられたが、マンチェスター・ユナイテッド購入に失敗した場合はリバプール買収に乗り出す意向を語った。
同氏は1954年にフィンランドの首都ヘルシンキで生まれ、ヘルシンキ大学やハンケン経済大学を経てヘルシンキの市議会議員として活動したのちにシンガポールへ渡り、ノキアのアジア太平洋地域責任者とノキア東南アジアのCEOを歴任。
その後はモバイルフューチャーワークスやニューキアなどの会長を務め、純資産は公表されていないものの、競争相手のサー・ジム・ラトクリフ氏よりは少ないとされる。
噂の否定
上記の Liverpool Echo の報道が3月24日に為され、2日後の3月26日には本人がツイッターにて否定。
Some newspapers report that I would be interested in buying Liverpool. That is incorrect. ManU has been my club since I was a boy. My full focus is on being successful with the bid I have made
— Thomas Zilliacus (@TZilliacus) March 26, 2023
一部の新聞が、私がリバプールの買収に興味を持つだろうと報じている。間違いだ。
マンチェスター・ユナイテッドは子供の頃から応援しているクラブだ。
入札を成功させることに全力を注いでいる。
上記の通り純資産額は不明ながら競争相手とされる2名よりも少ないとされ、同氏のマンチェスター・ユナイテッド買収は成功の可能性が低いと言われるが、リバプール買収に動く可能性はそれよりも更に低い。
低いどころではなく、もしもリバプール買収に動くのなら驚きだとされる。
フットボールキャリアとリバプール
かつてはプロ選手を目指してHJKヘルシンキのユースに所属していた過去があり、フルミネンセのアカデミーでのトレーニングに参加するために1年間のブラジル留学も経験。
フィンランドに戻って2部リーグでプレーしたのちに学業に専念し、卒業後は政治活動の道へ。
1982年から1986年までは古巣であり、リーグ優勝32回を誇るHJKヘルシンキの会長を務め、リーグ優勝と国内カップ戦を1回ずつ制覇。
82/83シーズンのチャンピオンズカップ(チャンピオンズリーグの前身)ではリバプールと対戦し、ホームでの 1st leg を1-0で制した。
ユナイテッド購入を望むサー・ジム・ラトクリフ氏と今回紹介したトマス・シリヤクス氏も幼い頃からのユナイテッドファン。
もちろん2人ともリバプールへの関心を否定しており、大金を投入する訳だからおかしなことはあり得ないことは分かっているけれど、仮にオファーが受け入れられてライバルファンがオーナーになるとなったら…なかなか複雑。
FSGが完全な売却ではなく投資を望んでいることもあって、なかなか進展が見えないこの話題。
ファンは様子を見るしかないけれど、これから迎える補強必須な移籍市場での動きのためにもそろそろ動き出してほしいところ。
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