サラーが獲得を薦める
ジャーナリスト、グレアム・ベイリー氏がTalking Transfers Podcastにて触れた名前。
『チェルシーがイブラヒム・アデルを獲得してストラスブールに送り込むことに興味を持っていると聞いている。彼は以前にも話したことがある選手だ。モー・サラーが彼をリバプールに推薦した。アフリカで最高の若手選手の1人で、エジプトのピラミッズFCでプレーしている。』
ちょうど1年前の2022年9月に同氏が書いた90minの記事でサラーがリバプールに推薦したと触れられており、翌10月初旬にはピラミッズFCのマフムード・ファタハFDが『リバプールとの噂は良いことだが、正式なことは何もない。』と反応したほか、直後には既にリバプールがスカウトを派遣して実際にプレーする様子をチェックしたとも報じられた。
それ以降は今回触れられるまで1年以上も関連する報道はないが、多くのヨーロッパクラブから関心を持たれているのは事実であることやサラーという称賛者を得ていること、ネクスト・サラーと評されていることがポテンシャルの高さを物語っているとされる。
これまでのキャリア
現在はエジプト3部に所属するアル・メレイフの下部組織出身であり、17歳だった2018年にピラミッズの下部組織に移籍すると18/19シーズン最終節にセンターフォワードとして出場してトップチームデビュー。
両足ともに遜色なく使うことができ、前線であればどこでもこなせる器用さもあるがベストポジションは左ウィングとされ、速く、相手を置き去りにし、カットインをしてシュートを狙うタイプであり、サラーよりもルイス・ディアスに似ていると評される。
2020年のCAFコンフェデレーションズカップ決勝進出に貢献したほか、昨季は前半数試合はベンチ外が続いたのちに第9節から22試合6ゴール4アシストを記録してクラブ史上最高成績となるプレミアリーグ2位フィニッシュに貢献。
各年代のエジプト代表としても活躍しており、A代表としては2021年のAFCONで準優勝した際のメンバーであり、通算4試合に出場。
世代別代表としては東京オリンピックに出場したほかに2023年のU-23 AFCONでは準優勝だったものの全試合にスタメン出場し、延長前半限りで交代した決勝のモロッコ戦以外はフル出場した。
リバプールからの関心が報じられる前の2022年8月末にピラミッズと2026年夏までの新契約にサイン。
長所と短所・強みと弱み
ボールを離さない粘着力のあるドリブルを得意とし、足の速さはもちろんのこと、最大の特徴は足のどの部分でもボールをコントロールできること。
狭いスペースでもチームメイトとパスを交換することができ、頭を上げてプレーするためパスの選択肢を見極めて最善の選択をすることができると評価される。
得点への関心も高く、ハーフスペースやボックス内に潜むようにポジションを取って素早くシュートを放つ。
身長178センチと決して空中戦には強くない。
それだけでは問題にならないがフィジカル面では決して屈強とは言えず、簡単にボールを奪われてしまうこともあり、まだまだフィジカルを強化することは可能とはいえヨーロッパに移籍するのであれば改善すべき課題であるとされる。
他クラブからの関心
2022年夏にリバプールとの関心が報じられたのと同時期に90minがノッティンガム・フォレスト、アーセナル、ブレントフォード、ブライトンも関心と報じた。
しかし、ブレグジット後の規定によって以前であれば労働許可証が必要だった選手と2人までなら契約できるようになったことで、プレミアリーグやチャンピオンシップからの関心が再燃。
こちらも90minからの情報として、2023年夏時点で関心を示しているイングランドクラブは、先に挙げたブライトンとブレントフォードの他にチェルシー、ニューカッスル、アストンヴィラ、ウェストハム、バーンリー、サウサンプトン。
イングランド以外では、ベルギーメディアDH Les Sportがアンデルレヒトからの関心を報じたほか、TEAM talkはクラブ・ブルッヘやレンジャーズの関心、ファブリツィオ・ロマーノ氏がTwitterにてノアシェランとアンデルレヒトの関心に言及しており、全てに共通しているのが今夏のU-23AFCONでのプレーが好印象を与えたと書かれていること。
2022年夏、ピラミッズの要求は500万ユーロ+アドオンだったのに対し、ノアシェランは200万を提示して門前払い。
Transfermarktでの市場価格は、2022年夏の150万ユーロが最高額であり、現在は半額程の80万ユーロとの評価となっている。
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