2022年2月4日金曜日

【Jornal de Notícias】一息ついたポルト、だがまだ売らねばならない



ポルトガル・メディア Jornal de Notícias によるポルトの財政状況に関する記事の和訳です。

元記事はこちら ⇒ SAD portista respira melhor mas tem de voltar a vender




2021年10月、ポルトのフェルナンド・ゴメス氏は21/22シーズンの予算では少なくとも€5000万のキャピタルゲインを見込んでいると明かした。

ルイス・ディアスの退団は、この見込みの半額ほどを生み出すことになる。

ディアスがリバプールに移籍したことで、ポルトは€4500万の収入を得た。

イングランドのクラブからの高額な契約金によって緊急の資金繰り問題を解決することができたが、それでもコロンビア人選手の移籍によって得られた金額はポルトが今季の予算目標を達成するために設定した数字に到達するには十分ではないだろう。

20/21シーズンの決算書を公表した際、ゴメス氏は『予算額は少なくともキャピタルゲインが€5000万ほど』と述べ、選手売却による収入に言及。

更には『もう一段階上に€8000万を設定しているが、我々が呼吸をし続けるには少なくとも€5000万だ』とも付け加えている。



Embed from Getty Images
ジュニオール・バランキージャ所属時のルイス・ディアス




さて、ディアスの移籍金として保証されている€4500万から、前所属クラブのジュニオール・バランキージャの権利分として20%(即ち€900万)を差し引かなければならない。

加えて、残った€3600万から2019年にディアスを獲得する際に支払った金額(€800万)を差し引く必要があるためキャピタルゲインは€2800万に低下。

そして、代理人への手数料がキャピタルゲインの総額の10%と決められているため€280万も差し引く。

つまり実質的なキャッシュインは、ゴメス氏が呼吸を続けるために必要だと言った金額の半額、€2500万程度。



ただ、定められた項目がディアス自身とリバプールによって達成されれば更に€1500万の価値があるかもしれないし、ローマへローン移籍したセルジ・オリヴェイラの契約に含まれる購入オプションが行使されるなら更に€1300万を受け取る見込みだ。

しかし、アドオンや購入オプションなどの保証されていないものに依存しないよう、別の重要な収入を得るためにポルトも市場に参入しなければならない。

彼らは高価格のオタヴィオやファビオ・ヴィエイラ、エヴァニウソン、ヴィティーニャ、フランシスコ・コンセイソンらの若手がいると理解している。

最初の3人は2025年まで、4人目は2024年、5人目は2023年までの契約がある。



にほんブログ村 サッカーブログ 海外サッカーへ
にほんブログ村
にほんブログ村 サッカーブログ リバプールへ
にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿