2021年6月頃に話題になったオリギがリバプール大学と設立したディヴォック・オリギ奨学金。
BBCなどがその奨学金により進学できた学生2人のコメントを紹介していたのですが、そもそもディヴォック・オリギ奨学金とは何ぞや?どういう意図があって?というところから紹介したい。
【ディヴォック・オリギ奨学金】
リバプール大学とオリギが提携し設立した奨学金で、年間の授業料 £9,250 と生活費 £3,000 が支給される。
申請するための条件は下記の5つ。
①リバプール市(市議会が定める区分)に居住していること
②リバプール大学において、フルタイムの学士課程の入学許可を得ていること
③初の学位でなければならず、既に学位や同等の資格を所持していないこと
④ホーム・スチューデント(イギリス若しくはアイルランドに居住している)として学費の査定を受けた若しくは受ける見込みがあること
⑤高等教育機関の学生を対象としたイギリス政府の所得査定付き財政支援のため、スチューデント・ファイナンス・イングランドに申請していること
その後、リバプール大学の代表者から組織される審査委員会が応募書類を審査し、最も優秀な応募者のリストを作成。
最終選考に残った場合は進学や将来への抱負を語る短いビデオの提出を求められることがあり、オリギや代理人、リバプールFCがそれを審査したうえで支給する学生を決める。
2021~22年度に2名の学生を対象として支給され、2022~23年度には3人目の学生に、2023〜24年度には最後の学生である4人目にも支給される。
【オリギの意図】
何故奨学金を設立したのか、オリギは学ぶ若者を支援したいとコメント。
幸運にも自らが影響力のある立場にいることを理解し、チャンスを与えられることの重要性を知ると同時に将来の世代が素晴らしい業績を達成する能力を信じている。
自分がそうであったように、若者たちにも自分の情熱を育む機会を与えたいと思ってこの奨学金を設立した。
自分もそうであったとコメントしている通り、オリギ自身もリールのトップチームに昇格するまでは心理学の勉強をしており、インタビューにてフットボーラーでなかったら心理学者になっていたかもしれないと明かしたことも。
更に、ご両親の母国ケニアの公用語であるスワヒリ語と英語、生まれた時にお父様がプレーしていたベルギーで使われているフラマン語、そしてリール所属時に習得したフランス語の4ヶ国語を操るクアドリンガルでもある。
【学生の声】
Bushra Ihmaidatさん
この奨学金のおかげで私は他の学生と同じ機会を得ることができ、これまでの勉強で優れた成果を上げることができました。
ディヴォック、そして彼が私に与えてくれたこの機会にとても感謝していますし、今後もその良い影響を期待したいと思います。
グレイス・マーフィーさん
大学でスタートを切れたことにとても興奮したし、この奨学金に本当に感謝したいです。
とても大きな助けになりました。
今のところ勉強はとても上手くいっていますし、学位を取得する過程でもっとたくさん学びたいと考えています。
【資料・引用】
学生のコメントに関する元記事はこちら/BBC ⇒ Liverpool footballer Divock Origi funds degree scholarships
奨学金に関する元記事はこちら/Liverpool FC ⇒ Divock Origi partners with University of Liverpool to offer new scholarship
奨学金についてはこちら/Liverpool Univ. ⇒ The Divock Origi Scholarship
心理学や語学についてはこちら/Liverpool FC Transfer Centre Note ⇒ 学問と芸術とオリギ
※現在、noteは更新していません。
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