2022年3月4日金曜日

【Bild】ヴォロニン:『ウクライナに居たら、今頃銃を構えていた』



かつてリバプール等でプレーし、ディナモ・モスクワにてアシスタントコーチを務めていたアンドリー・ヴォロニンが同クラブを退団。

これ以上、母国ウクライナを襲うロシアで働くことはできないと明かしました。

ドイツ紙 Bild の元記事はこちら → „In der Ukraine hätte ich jetzt eine Waffe in der Hand“

※予め断っておきますが、フットボールに関する話題は全くなく、ヴォロニンの母国ウクライナの情勢やヴォロニンの気持ちに関することのみです。





もう、祖国を爆撃している国で働くことはできない。



かつてブンデスリーガで活躍したアンドリー・ヴォロニンは、プーチンがウクライナを侵攻する前はロシアのディナモ・モスクワにてアシスタントを務めていた。

ヒムキでの試合を前に、インスタグラムのプロフィールをウクライナ国旗に変え、それをディナモに投げつけた。

ヴォロニンはこう語る。


完全に封鎖される前にモスクワから出たが、デュッセルドルフには着陸できずアムステルダムを経由した。

手術を受けたばかりの父、義母や妻、子供たちがここにいる。

子供はモスクワのドイツ系の学校に通っていたけど、もう学校なんて関係ないんだ。





プーチンの侵攻はウクライナにとっては悪夢だ


4日前から体調がとても悪い。

祖国からの写真やニュースを見ると全てが映画のように非現実的だが、それはホラー映画なんだ。

もう言葉が出てこない。





何がプーチンを突き動かしているのだろう?


彼は自分自身を分っているのだろうか。

もしかしたら歴史の教科書に載りたいだけなのかもしれないね。

でも、そうはならない。なれたとしても犯罪者だ。





何十万もの人々がベルリンで侵攻に対するデモを行なっている。あなたにとってどんな意味を持つ?


ベルリンの人々にはとても感謝している。

世界中がウクライナをサポートしてくれているし、ロシアの人々もプーチンに反対してくれている。

元チームメイトや他のアスリートなど、世界中からメッセージが届いている。

ロシア人も『申し訳ない。我々ロシア人の意思ではない。』と送ってくれた。





ウクライナ大統領であり、元俳優でもあるウォロディミル・ゼレンスキー氏は長い間嘲笑されていたが…


彼は今戦争の真っ只中にいて、首都で命を懸けている。

最大の敬意に値する。

過去は問題ではなく、彼には敬意を表するだけだ。





ドイツはどのようにウクライナを助けられるだろうか?


プーチンという碌でなしを止めて、難民を救ってくれ。

そして自衛できるように武器を送ってほしい。

我々は自分の国を誇りに思っているし、美しい街や素晴らしい人々がいる。

戦い続けるし、勝つのは我々だ。

でも、代償は大きい。皆んな死んでいく。

第二次世界大戦中ではなく、2022年に生きているのに。





大戦中は、ナチス・ドイツに対してウクライナとロシアがともに戦って多くが亡くなった


私も多くのウクライナ人もロシアにたくさんの友人がいる。

その彼らにも友人や我々と血が繋がった人もいる。

そして彼らが我々を攻撃している、プーチンが私の国を攻撃している。

子を持つ母親だったり、ウクライナ人もロシア人も既にたくさんの人が亡くなっている。

ただし、ロシアでは誰もこのことを知らない。

テレビで放映されず、人々の9割は何が起こっているのかさえ知らない。

プーチンはロシア国民のことを考えておらず、我々だけでなくロシアの人々にも害を及ぼしている。





あなたは家族と共にドイツに経つことができたけど…


しかし、私の心と気持ちはウクライナとともにある。

ハリコフにもキエフにも、生まれ故郷のオデッサにも友人がいる。

5分おきにメッセージが届く。耐え難いんだ。

ただ助けたい、お金でもどんなことでも。

それと…こんなことを言うべきものか分からないが、もしも私が今ウクライナにいたなら、きっと私も銃を手にしていただろう。





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