昨年後半からクラブ売却の噂が囁かれ、カタールやインドの富豪の名前が浮かんでは消える。
同時期に売却報道が為されたマンチェスター・ユナイテッドを巡っては事態が動き出しつつある中で、リバプールはどうなるのか。
Boston Sports Journalによる、リバプールのオーナーであるFSGのジョン・W・ヘンリー会長へのインタビュー記事からの抜粋など。
リバプールは売りに出ているのか?
In rare interview, John Henry weighs in on the team's approach to spending, free agency, Xander Bogaerts and Chaim Bloom. https://t.co/3txRkJA2Si
— BostonSportsJournal (@BostonSportsBSJ) February 20, 2023
ペンギンズの買収、NBAチーム買収の噂、リバプールの売却や追加出資など、FSGとその持ち株を取り巻く幾つかの動きを考えると、近い将来のレッドソックス売却する計画は無いと言い切れるか?
ああ。LFCについて様々な会話が交わされ、引き合いに出されていることは知っているが、私は「進行中のプロセスを形式化しただけにすぎない」という事実を保ちたい。
我々がずっとイングランドにいるか?ノー。
リバプールを売却するか?ノー。
リバプールについて投資家と話をしているか?イエス。
何かが起こると信じているか?そう信じているが、売却ではないだろう。
過去20年以上、我々が何かを売ったことがあるだろうか?
FSG傘下・子会社のスポーツチーム
ボストン・レッドソックス
スポーツをしない・観ない方でも知っているであろう、ワールドシリーズ制覇9回を誇るMLBの名門チーム。
2002年にFSGの前身New England Sports Venturesが買収し、『過去20年以上、我々が何かを売ったことがあるだろうか?』とのコメントの通り現在までオーナーを務める。
ピッツバーグ・ペンギンズ
プレーオフトーナメント優勝チームに贈られるスタンレーカップを5度獲得している北米プロアイスホッケーリーグNHLのチーム。
2021年11月にFSGが購入の意向を表明し、同年12月末日に過半数以上の株式を取得。
RFKレーシング
2000〜2010年代で最大のNASCARレーシングチーの1つ。
2007年にラウシュ・レーシングの株式をFSGが50%取得したことでラウシュ・フェンウェイ・レーシングに、更に2022年に共同オーナーになったブラッド・ケセロウスキー氏の名前が加えられ、ラウシュ・フェンウェイ・ケセロウスキー・レーシング(Roush Fenway Keselowski Racing)となった。
マンチェスター・ユナイテッドを巡る動き
マンチェスター・ユナイテッドには4つのオファーが届いているとさららそのうちオファーをしたと明かした人物が2人。
シェイク・ジャシム・ビン・ハマド・アル・タニ氏
カタール最大の銀行であるカタール・イスラミック・バンク(QIB)のトップである同氏はQIBを通じて下記の声明を発表。
マンチェスター・ユナイテッド・フットボール・クラブの株式の100%を取得するための入札を行った。
この入札は、ピッチ内外でクラブをかつての輝きに戻すことを計画しており、特にファンをマンチェスター・ユナイテッド・フットボール・クラブの中心に再び据えることを目指す。
入札はNine Two Foundationを通じて完全に借金無しで行われ、フットボールチーム、トレーニングセンター、スタジアム、その他のインフラ、ファン体験、クラブが支援するコミュニティへの投資を視野に入れたものとなる。
入札のビジョンはマンチェスター・ユナイテッド・フットボール・クラブが卓越したサッカーとして名を馳せ、世界最高のサッカークラブとみなされることであり、詳細については入札のプロセスが進展した際に適切なタイミングで発表する。
ジム・ラトクリフ氏
ロンドンに本社を置く多国籍化学企業イネオスの会長兼CEOであり、2020年のデータでは世界で55番目、イギリスでは2番目の富豪とされている。
2017年にスイス・スーパーリーグのローザンヌ・スポルトを買収したのを皮切りに、2019年5月にロードレースチームであるチーム・スカイを買収しイネオス・グレナディアスにチーム名を変更、さらには2019年8月にリーグ・アンのOGCニースを買収。
チェルシー買収にも関心を示していた同氏は幼少期からマンチェスター・ユナイテッドのファンであり、イネオスが発表した声明の中でチャンピオンズリーグ制覇を目標に掲げた。
我々は、サー・ジム・ラトクリフ氏とイネオスがマンチェスター・ユナイテッドの株式の過半数所有権に対する入札を行ったと認める。
我々の役割はファンや幅広いコミュニティのために、マンチェスター・ユナイテッドを長期的に管理することだと考えている。
野心的で競争力が高く、マンチェスター・ユナイテッドを再び世界一のクラブにするために投資したいと思う。(一部省略)
にほんブログ村
にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿