リバプールが関心と噂されるレンヌのテアテ、レンヌが関心と噂のマティプ。
テアテの経歴
2000年5月25日生まれ、23歳のベルギー代表センターバック。
元々は左ウィングを主戦場としていたが、KRCヘンクやスタンダール・リエージュの下部組織でレフトバックやセンターバックにコンバートされ、2000年夏にトライアルを経てKVオーステンデに加入。
20/21シーズン当時、オーステンデが敷いていた5バックシステムの中央に据えられ、本格的なセンターバックとして成長し、冬には早くもボローニャから500万ユーロのオファーが届く。
冬はオーステンデが拒否したものの、21/22シーズン開幕直後に買取義務付きのシーズンローンでボローニャに加入。
ボローニャではデビュー戦となったインテル戦で0-6から一矢報いるゴールを挙げ、初スタメン且つオーステンデで慣れ親しんだ5バックシステムの左センターバックを務めたラツィオ戦ではアシストを記録して3-0の勝利に貢献。
2022年夏に2,000万ユーロの4年契約でレンヌに移籍したが、これは2014年夏にアーセナルから1,900万ユーロでバルセロナに加入したフェルマーレンを抜いてベルギー人DF史上最高額となった。
Transfermarkt によると現在の市場価格は2,200万ユーロとされ、オーステンデと契約した直後の15万ユーロから3年間で130倍以上に上昇した。
テアテとマティプの類似点
FBref によれば、マティプは過去1年間で欧州のトップ5リーグにおける同じポジションの選手の中で、ゴール数で上位5%、シュート数で上位6%、パス本数で上位13%、プログレッシブパス本数で上位14%、90本あたりのプログレッシブ・キャリー数で上位1%に入るなど、さまざまな指標で依然として素晴らしい成績を残している。
但しファン・ダイクとコナテに次ぐ3番手であり、本人が適応する必要があると語ったようにアレクサンダー=アーノルドのエリアをカバーしなければならない新たなシステムへの適応性に疑問があるとされ、更には今季限りで満了となる契約は更新が見込めない状態。
一方のテアテは、こちらも FBref によるとセンターバックの中でゴール数上位9%、パス試行数上位10%、プログレッシブパス数上位2%、90分あたりのプログレッシブキャリー数上位15%と類似点も多く、クロップは誂えられたような選手を後任にできる。
両者の噂
フランスメディア L'Equipe による報道が発端であり、グヴァルディオルの後任が欲しいライプツィヒがテアテを狙い、レンヌはテアテの後任としてマティプをリストアップしているとの内容。
また、テアテにもリバプールからの関心が噂されていたが、こちらも L'Equipe によって報じられたもので、フラムとともに左利きのセンターバックを探しているというもの。
レンヌが3,500万ユーロの値段を付けたと報じられ、決して手が届かない金額ではないことやライプツィヒが個人的な条件で合意できずに撤退したという報道に励まされたことだろうとされた。
また、Evening Standard などに寄稿するジャーナリストであるデイヴィッド・リンチ氏は、自身の YouTube チャンネルにて下記の通りにコメント。
私の認識では、リバプールからの関心がある。
数ヶ月前に選手側と軽度の接触があった可能性があり、正式なものは何もないが候補に挙がっていると自信を持って言える選手。
特徴も合致するし、リバプールが注目している選手であり、契約の条件を問い合わせるため選手側に少しの接触があった。
数ヶ月前に選手側と軽度の接触があった可能性があり、正式なものは何もないが候補に挙がっていると自信を持って言える選手。
特徴も合致するし、リバプールが注目している選手であり、契約の条件を問い合わせるため選手側に少しの接触があった。
ただ、結局は互いに関心と報じられてもトレードやそれに近いような噂はなく、移籍市場が閉幕して双方共に現在の所属クラブに残留。
マティプだけでなくゴメスやナットも出場機会を求めての移籍が報じられ、クアンサーのような若手有望株がいるとはいえ補強必須とされるセンターバック。
現有戦力を考えれば冬に誰かを売ることは考えづらく、来夏にはどんな動きがあるのか…気になるところ。
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